【ミラノ=小笠原拓郎】27年春夏ミラノ・メンズファッションウィークは、ここ数シーズンと同じようにショーの数は限られ、プレゼンテーションでの発表が目立つ。しかし、ショーでなければ感じられないものがあるのも事実だ。シチリア、日本、英国、それぞれのオリジンを背景にしたテーラーリングが充実した。
ドルチェ&ガッバーナのショー会場にはシチリアの島の映像が映し出される。そこに登場するのはリゾートを背景にしたリラックスしたエレガンス。デザイナーデュオのルーツでもあるシチリアの文化を背景にしたコレクションだ。
メッシュシャツにショートパンツ、エスパドリーユにサンダル。カットワークレースのジャケットやシャツは南イタリアの繊細な手仕事のイメージだ。

黒と白のシチリアらしい色使いのスタイルから、コーラルやトパーズのような色へと変化していく。たくさんのビジュー刺繍のジャケットやデニムパンツ、シチリア陶器に描かれるレモンやオレンジの柄のシャツ、絵はがきをプリントしたシャツもある。シチリアの伝統を背景にしながら程良くコマーシャルな要素も垣間見える。
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