26~27年秋冬ミラノ・メンズファッションウィーク 五輪背景に目立つスポーツルック

2026/01/20 06:30 更新有料会員限定NEW!


 【ミラノ=小笠原拓郎】26~27年秋冬ミラノ・メンズファッションウィークは、オリンピックイヤーを背景にしたスポーツスタイルが目立つ。しかし、そのスポーツスタイルはマーケティング発想の意識も強く、どこか純粋なファッションとは違う違和感も感じさせる。ピッティ・イマージネ・ウオモで見た2人の日本人デザイナーのコレクションが、ロマンティックで見る者の心を揺さぶるものだっただけに、ミラノのデザイナーたちにコマーシャル感を強く感じてしまう。

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 セッチュウは、新しいオフィスのお披露目を兼ねたショー。いつものように桑田悟史の釣り道具が並べられた空間、ショーの冒頭は桑田からのあいさつと新作にまつわる説明が始まる。しかし、それがバンドの生演奏とともに自然にフェードアウトしていき、シームレスにショーが始まっていく。どこか、ポエトリーリーディングからつながるショーのように思えて新鮮だ。

 まるで拘束着のように身頃の前側に袖がつけられたジャケットやブルゾンが目立つ。イヌイットの服からイメージしたという。前につけられた袖が窮屈そうに見えるが、実際はそうではない。その偏執気味のパターンメイキングが独特の雰囲気を生み出す。前側に付いた袖が違和感となってフェティッシュなムードを生み出すからだ。

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