中東情勢の悪化が繊維・テキスタイルに波及している。国内合繊各社は4月に入り、広範な原糸やテキスタイルを対象にした値上げを相次ぎ発表した。東レがサーチャージの緊急導入を決めるなど、異例の対応も見られる。テキスタイルではエネルギー使用の大きい染色加工への影響が大きく、燃料以外に薬剤や資材が入手難に陥っている。
(中村恵生)
全素材に波及
表は、各社が発表した主な合繊原糸および関連商品の値上げで、4月出荷、一部5月出荷分から実施する。2月28日の米、イスラエルによるイラン攻撃に端を発する中東情勢悪化で、石油・ナフサ由来のあらゆる種類の合繊が影響を受け、なかには旭化成のナイロン66(1キロ170円)、クラレのビニロン(200円)などまれに見る上げ幅だ。
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