【ミラノ=須田渉美】国際的なファッションビジネスの成功に欠かせなくなったサステイナビリティー(持続可能性)。2月22日に閉幕した国際靴見本市ミカムと革小物見本市ミペルは、シーズントレンド以上に、企業姿勢が問われるものとなったが、まだ向き合いきれない日本の小売店の現状も浮き彫りとなった。
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主催者によると、両見本市の来場者数は22年9月展よりも25%増え、合計4万8276人だった。半数以上がイタリア国外からでドイツ、フランス、英国、ギリシャ、スペインなど欧州を中心に、韓国、日本、カザフスタンからも積極的な来場があった。より強く広がってきたのはサステイナブルな物作りや消費の形を共有する意識だ。
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