経済産業省の梶山弘志大臣は9月11日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスに対する緊急経済対策として20年度第1次補正予算で措置したエンターテインメント・イベント事業者支援による需要喚起策「GO TOイベントキャンぺーン」の開始時期について、「10月中旬以降をめどにする」考えを明らかにした。9月中に業務委託先との契約を目指す。
【関連記事】全国知事会 経産省に新型コロナの経済対策の提言提出
同省所管の商店街支援策「GO TO商店街キャンペーン」を含め、7月17日の会見では「コロナの状況次第で柔軟に対応する」としながらも、8月下旬に業務委託先を採択する方針を示していた。当初方針よりも時期が遅れていることについて、「GO TOイベント、商店街ともに確実に人が集まる事業。感染防止対策が徹底されているのかを委託先にしっかり確認する必要があるため」とした。商店街キャンペーンを含め、「感染防止対策が徹底された上で、感染者数が少なくなった時点で開始したい」と強調した。