《めてみみ》シュープロ

2026/09/02 06:24 更新NEW!


 きょう9月2日からスポーツ庁が推進するソーシャルアクション「シュープロ」のキャンペーンが始まる。ビジネスシーンを含めてスニーカーなどの「動きやすい靴」の利用を促進して自然と動きたくなる気持ちを高め、運動の習慣化に向けた行動変容を促す取り組みだ。賛同するメーカーや小売店は専用ロゴを活用し、動きやすい靴のプロモーションと販売ができる。

 同庁が3月に発表した調査によると、20歳以上のスポーツ実施率(週1日以上)は51.7%と22年以降ほぼ横ばいだった。年代別では30~50代の子育て・働き盛り世代が平均より低い傾向が続く。当然、シュープロも働き盛り世代を一次ターゲットに据え、通勤時や職場で動きやすい靴の着用を推奨する。

 日常生活を運動・スポーツの場と捉え、動きやすい靴に履き替えることで気持ちの面から変化を促す視点はユニークで、広がりを期待できる。かつて環境省が「クールビズ」を主導して夏場のカジュアルな装いの定着に一役買ったように、シュープロによってスニーカーがより浸透し、スポーツ靴メーカーや専門店に大きな恩恵がもたらされるかもしれない。

 ただクールビズではネクタイ業界が大打撃を受けた。今回なら革靴業界への影響が少なからずありそうだ。同様の事態が起きないよう、官民ともクールビズの教訓を生かしたい。



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