《めてみみ》循環が当たり前に

2026/03/24 06:24 更新NEW!


 大丸松坂屋百貨店が運営する「アナザーアドレス」は、百貨店初のファッションのサブスクリプション(定額課金)型サービスだ。21年3月にスタートし、会員登録数39万人で、30~50代が9割を占める。所有を前提としたモデルから脱却し、シェアリングによる新たな事業領域確立を目指す。

 月額5940~2万2000円で、百貨店ブランドをはじめ、国内外のデザイナーブランドのほか、バッグ、アクセサリーなど460ブランド、11万点のアイテムの中から毎月1~5点をレンタルできる。「必要な時に、必要な服を楽しむ」という新しいアプローチとスタイルを提供する。

 24年度からは衣料品のアップサイクル事業「ループ」にも着手した。循環の第1がシェアリング(レンタル)、第2、第3がレンタルが難しくなったアイテムをリメイクで生まれ変わらせるアップサイクルとリサイクル、第4として顧客から衣類を回収してアップサイクル品に再生してレンタルする。

 既存サービスの枠を超え不用になった服を回収し再資源化。「廃棄を減らす・寿命が延びる・技術を継承する」プロジェクトを推進する。衣料品のアップサイクル市場は世界的に拡大傾向にある。持続可能なファッションへの関心が高まっており、こうした循環が選択肢の一つとして当たり前になる時代を迎えつつある。



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