インフルエンザが猛威をふるっている。小学生の長男が通うクラスは火曜日から学級閉鎖し、次男の幼稚園でもクラスの半数以上が欠席している。ほかの感染症も流行しているようだ。
全国で先週、休校や学年・学級閉鎖した施設は4700超。前週の1.25倍とかなりの増加だ。通常、季節性インフルエンザが流行するのは12月から3月にかけて。過去10年のデータでも流行期はほぼ一致する。しかし今季は異常で、既に8月から流行し始め、罹患(りかん)者がずっと増え続けている。すでに「2回かかった」という話も聞く。長期にわたり流行が続けば、大変になるのが職場での人員のやりくり。ただでさえ人手不足の中、製造現場や店舗などでは今後さらに大きな影響が出る可能性がある。
長男は「休みだー」と喜ぶが、毎日パソコンを通じて課題が出て、それを提出して採点してもらうなど頻繁にやり取りしている。コロナ禍の前後で学習の仕方は大きく変わった。
働き方はどうか。テレワークを恒久化し、勤務中に子供のお迎えを含めて柔軟に動けるようにした企業がある一方で、「テレワークは終了し、以前とほぼ同じに戻った」と会社への失望感を表す人もいる。働き方もビジネスモデルも以前のやり方に戻るだけでは成長はおぼつかない。何を残して何を変え、どういう会社にしたいのか。経営陣の考え次第だ。