《めてみみ》古着好き増殖中

2022/04/18 06:24 更新


 古着ブームが続いている。若い世代は一点物の古着をコーディネートに取り入れ、自分の個性を表現するのに慣れている。手本になるのは、俳優・歌手の菅田将暉氏あたりか。久々に登場したメンズファッションのアイコンで、若い世代への影響力は大きい。

 「それまで敬遠していた大人の男性にも古着好きは増殖中だ」。古着と新品をミックスした代官山のセレクトショップのオーナーも指摘する。同店でも古着の仕入れを増やし、ビンテージのお宝を探しに来店する新規客が後を絶たない。サイズや状態など店頭で、見て触って試着して確かめたい人が多いという。

 メンズブランドでは昔からミリタリー、ワーク、スポーツなどの古着から着想して現代的にデザインや素材をアップデートして服を作ることはよくある。40~50代以上の男性はブランドの歴史や生産背景、ディテールの意味などウンチクが大好きだが、若い男性には通用しなくなっている。

 一部にルーツを深掘りする若者もいるが、大半は直感的に好きとかカッコイイとかで判断する。そのため、若者向けのヒット商品は古着がネタ元のものも多いが、業界のプロほどセオリーを意識し過ぎて次を読むのが難しいそうだ。それでも80年代初頭の派手な柄で襟の大きい〝ディスコシャツ〟を仕掛ける店は多いらしい。注目したい。



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