カーボン製のロードバイクを購入してだいぶ経つが遠出したことがない。週末に近所へ買い物に行く程度。コロナ下の運動不足を解消するためにも、もっと自転車に乗る機会を増やしたいが、実行に至らず、中年のメタボなわがままボディーが肥大化するばかり。
10年以上前にも自転車ブームがあり、ファッション業界も盛り上がった。今年もコロナ下で自転車は売れていると聞く。首都圏を中心に感染を防ぐため、満員電車を避け、自転車通勤に切り替える人が増えているようだ。さらには野外で密が避けられるレジャーの一つとしても注目されている。
夏に取材した日本最大級のサイクリングリゾート「プレイアトレ土浦」(茨城県土浦市)も上層階に開業した星野リゾートのホテル「BEB」(べブ)も加わり、全館グランドオープンしてから、週末は若い世代のグループでの宿泊が目立ち、夏休み期間にはファミリー層も増えたという。
マイクロツーリズムが推奨されていたこともあり、県内からの来店が多く、つくば霞ケ浦りんりんロード(全長180キロ)など地元の魅力を再発見する良い機会になったのだろう。成長市場として注目されるキャンプなどアウトドア分野との親和性も高いため、今後も期待が大きい。今秋こそはサイクリングの新聖地、土浦まで自転車を走らせたい。