今日から国慶節を挟んで10月中旬まで上海は繊維・ファッション一色になる。インターテキスタイル上海、中国国際服装服飾博覧会(CHIC)、中国国際縫製設備展覧会(CISMA)が、同時に開かれる。上海の西側の虹橋と東側の浦東にある展示会場が使われる大規模な展示会だ。日本からも多くの出張者が来ていて、街中で多くの日本人を見かける。そして国慶節明けには上海ファッションウィークが控えている。
しかし、これは意図したものではない。昨年から始まった中国国際輸入博覧会の影響で、既存の展示会が前倒しになったため。第2回も昨年と同様に11月5~10日に虹橋地区で行われる。今回も多くの要人が上海へ来ることが予想されている。期間中は市内の警備が厳重になるほか、ホテルの予約も取りづらくなる。
上海ファッションウィークに出展予定の人と話をしていたら、今週も多くのクライアントが上海へ来るのでとても忙しいと言っていた。その人は、国慶節もほとんど休めそうにないという。インターテキスタイル上海などに出展する人からは展示会直後に長期の休みに入ってしまうため、「一度リセットされてしまう」とこちらも悩みは尽きない。輸入博覧会は国家的なプロジェクトなので、最優先事項だが、秋は展示会シーズンなので来年は工夫が欲しいところ。