《めてみみ》運動会で一体感

2018/12/12 06:25 更新


 東急モールズデベロップメントが横浜市で運営するSC、たまプラーザテラスは来年2月、テナントの店長を対象にした研修旅行「テラストリップ」で初めて運動会を行う。約110人のスタッフが24チームに分かれ、玉入れや綱引き、リレー競争などを行う予定だ。

 テラストリップはテナントスタッフのES(従業員満足)を高め、CS(顧客満足)向上につなげる目的で毎年2月に実施。座学研修と施設などの視察、懇親会などを行ってきた。その後1年間の研修で、トリップで分けられた班は3カ月に一度フォローアップ研修を集まって受けるなど年間を通じてチームとして活動する。「異なる店舗のスタッフ同士の交流を通じて、施設が一体でCS向上に取り組む」(西森義展総支配人)。

 今年で7回目となり、テナントにも定着した。トリップをきっかけに「他の店舗とつながりができた」というテナントも多い。客からの他店の問い合わせに答えたり、自店にない商品を販売する店を紹介するなど店同士が連携してCS施策に取り組む事例も増えてきた。

 こうした基盤を生かし、「チームワークをさらに高める」のが運動会の狙いだ。SCでは1店だけよりも、多くの店舗が一体となって施策に取り組んだ方が効果が出やすい。運動会も一体感を醸成するきっかけの一つだろう。



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