《めてみみ》中国でも転換点

2018/07/11 06:23 更新


 中国ではネットの存在感が増すばかり。毎年6月に入ると各団体からランキングが発表される。中国連鎖経営者協会がまとめた「17年中国チェーンストア百強」は、中国国内の主要なチェーン店の売上高、店舗数が一覧できるもの。今年の1位は昨年と同様に家電量販店の蘇寧易購集団で、売上高は2433億元(前年比29.2%増)、店舗数は3799店(10.9%増)だった。

 今回のリポートの特徴はネット販売について言及した点にある。京東の17年の売上高は3623億元で、蘇寧の売上高の約1.5倍。アリババ集団が進める新零售の売上高は1244億元で、百強の第3位に位置する規模にまで成長、ネット販売が無視できない存在になっていると指摘。

 蘇寧はネット販売が52.1%と過半を超え、子供服の孩子王も30%を超えるなど、積極的に取り組む企業もある。しかし、そうした事例は一部にとどまる。家電量販店ではネット販売の比率が3分の1を超えてきているが、スーパーは0.7%しかない。

 新零售の急拡大で分かるように、小売業が持続的な発展を続けるにはネット販売を成長エンジンに据える必要がある。デジタル化には投資に加え専門の人材が必要だ。新たなサプライチェーンも構築しなければならない。中国の小売業は大きな転換点に差し掛かっている。


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