少し前に買った服が着られなくなってきた。とくパンツは限界にきている。かろうじて今でもはけるのはウエストがゴム入りシャーリングやドローコード仕様で伸縮するもの。原因はメタボリックな体形がさらに肥大化していることに尽きる。
記者の先輩で若い時からスポーツジムで定期的なトレーニングを欠かさず、マッチョな体形を維持している男性が本当にうらやましい。ここ数年、業界でも体を鍛えるのがちょっとしたブームなのか、細マッチョな男性に会うことが多い。業界の細マッチョな人たちからすると、ウチの先輩の体は別格らしく、羨望のまなざしがすごい。
大手紳士服専門店では大きいサイズの業態をレディスに次ぐ柱事業に育成しようと強化している。AOKIの「サイズマックス」をはじめ、はるやま商事の「フォーエル」、タカキューの「グランバック」などが出店を拡大している。太ったオジサンだけでなく、がっちりしたアスリート体形の人にも支持されており、今後の市場性が期待される。
自分はまだXlでギリギリとどまっている。昔の服も「少しダイエットしたら着られるはず」と、たんすにあふれるほどとってある。まだ大きいサイズの店の敷居をまたいだことはないが、このまま自分を鍛え直すことができなければ、お世話になる日も遠くないだろう。