メッシュウェルの販売員マッチングサービス 開始半年、「想定通り」

2019/05/31 06:26 更新


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 隙間時間に働きたい個人と人手不足に悩む店をオンラインでつなげるサービスを行うメッシュウェル(東京、窪田光平社長CEO=最高経営責任者)の事業が順調に滑り出した。昨冬のテスト期間を含めたマッチング件数は6月末までに約300件を超えそうだ。これまでマッチングした販売員が売り上げたのは1700万円近くに達し、1回当たりの販売額は約7万円と高水準。ただ、展望する規模にはまだまだで、近々調達予定の資金をテコにプラットフォームの拡大を急ぐ。

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 サービス開始は今年1月。働き手は、自分の働きたい時間やエリアをサイト上に掲載し、店が探してマッチングする。相互評価の仕組みを設け、高いサービス水準を維持する。時給は働き手が決める。

 現在、タレントと呼ぶ販売員の登録者は約300人で、うち接客経験者が9割を占める。サービス利用店舗は首都圏を中心に、窪田社長がいたベイクルーズをはじめ、トゥモローランド、デイトナ・インターナショナル、エストネーション、ビーズインターナショナルなどの40店。今月からトゥモローランドの大阪の店でも利用が始まった。

 当初は店とのサブスクリプション(月額課金制)契約を想定していたが、1回ごとに手数料をもらう方式で始めた。「毎月課金だと、企業の導入決定まで時間がかかる。1回ごとであれば導入のハードルも下がり、使いやすい」(窪田社長)。事業が拡大した段階で再度サブスクも検討するという。

 事業の進捗(しんちょく)は「想定通り。サービスの価値が利用店に届き始めた」。プラットフォームの拡大は販売員と利用店の登録だが、「店はタレントの登録が増えれば自然増する」と見て、まずは販売員の登録増に注力する。

 サービスの案内だけでは登録増が限定的なため、コミュニティー作りに力を入れている。すでにサービスを利用している販売員と店の双方の体験をブログ上のインタビューやSNSのグループで共有し、参加のハードルを下げている。人的リソースが限られているため、今後は動画でのサービス説明も導入する。

 人材派遣会社との提携も検討しており、近々実験を始める。雇用を前提とする派遣会社のビジネスには相いれないが、「自由な時間で働きたい個人と短期の労働力を求める店のニーズは確実にある。うまく協業できる方法を探りたい」。

 1回当たり3、4時間働き、手当で約1万円が販売員の平均像だが、その販売額は約7万円。トップレベルのタレントの売り上げを仮に年額換算すると7000万円近くになり、ある大手セレクト店のトップ販売員をしのぐレベルという。

 窪田社長は、「よく売る人はもともと販売が好きだった人が多い。(短時間なので)休憩なしで働くし、集中力が違う。アプローチ数も多く、ある意味売れて当然」と分析する。付帯業務は契約には入っておらず、販売に専任できるのも大きい。

「売るタレント(販売員)は大手のトップレベルと遜色ない」と話す窪田社長CEO

(永松浩介)


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