「アースデー」の認知拡大へ メルカリとSHIBUYA109エンタテイメントがワークショップ

2021/04/22 06:30 更新


 地球環境を考える「アースデー」(4月22日)にちなみ、廃棄の少ない循環型社会の実現を目指すメルカリと、社会課題への問題意識が高いZ世代が主要顧客のSHIBUYA109エンタテイメントが4月19日、「Z世代と企業のサステナ提案」ワークショップを実施した。より多くの若者にアースデーを知ってもらい、身近にできるエコな活動や地球にやさしいことを考えるきっかけにと共同開催した。

 ワークショップは、Z世代の一般参加者のほか、メルカリの上村一斗ブランドマネージャー、若者研究機関のSHIBUYA109ラボの長田麻衣所長、モデルの長谷川ミラさんが参加。「Z世代と企業が一緒に考える〝私たちにできるアクション〟」をテーマに意見を交換した。

 まず、両社が抱えている課題を共有。メルカリは「メルカリ内でもどうしても発生してしまう売れ残り」「梱包(こんぽう)資材や過剰包装」、SHIBUYA109エンタテイメントは「商品販売後のリユース提案などのアクション不足」「商品の梱包資材のリサイクル」を挙げ、それを踏まえた上でZ世代のアイデアを募った。

 Z世代からは、「メルカリで売れずに一定期間経過すると寄付できるようになってほしい」「自分にあった服を探すのは難しく、ユーザー同士やAI(人工知能)でレコメンドしてくれるプラットフォームがあれば」「SHIBUYA109で売れなくても、メルカリで〝109ビンテージ〟として販売すればいい」「段ボールや緩衝材をみんなシェアできる仕組みがあるとうれしい」など、活発に意見が飛び交った。

メルカリがキャンペーン

 メルカリは4月30日まで、「学べる・広げる・届けるHAPPYEARTHDAY!」プロジェクトを実施している。「Z世代と企業のサステナ提案」ワークショップを開催したほか、公式ツイッターでアースデーを身近に感じるためのキャンペーンを実施中。「#身近なエコ探し」というハッシュタグをつけてエコな活動を投稿してもらうもので、抽選で30人に繰り返し使用できる梱包資材「メルカリエコパック」を提供する。

 商業施設などにあるメルカリステーション全店舗で、「エコを届けるメルカリ梱包資材」を無料配布。FSC(森林管理協議会)認証の資材で、環境配慮について知ることができるコンテンツをデザインしている。

Z世代と意見を交換した


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