1613年創業、家族経営で15世代続く世界で最も古いハイジュエリーメゾン仏「メレリオ」の初のファインジュエリーライン「ミューズ」が好調だ。ロールイザベル・メレリオが、メゾンの貴重なアーカイブから着想を得た、現代のライフスタイルにマッチしたデイリーユースのコレクションを提案する。
ルネサンスの17世紀にさかのぼり19世紀まで、それぞれのエポックを象徴する女性像をテーマに、ダイヤモンド、イエローダイヤモンド、ピンクゴールドによる小さいモチーフのリング(9万3500円から)、ネックレス、ブレスレット、チャーム、ピアス(片方6万1600円から)を揃えた。最も人気のあるモチーフは、メレリオの顧客だったマリーアントワネットが愛したプチバニラサボテンの花。重ね付けや、モチーフのミックスで個性的な演出が楽しめる。メレリオ会長は「今後ファインジュエリーラインを広げていく」と話す。
ミューズは日本ではオンラインのみで取り扱う。
(パリ=松井孝予通信員)