ヴァレンティノ、バルマン、パルジレリの親会社であるメイフーラは、新型コロナウイルス感染拡大で危機に直面する欧州で、イタリアの二つのプロジェクトとスペイン・マドリード州に対し、合計300万ユーロを寄付する。
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イタリアのプロジェクトの一つが、ミラノのサッコ病院の集中治療室の安全性と効率を改善するためのプロジェクト。同病院は、集中的な治療が必要な重症患者が非常に多く集まり、適切な医療体制が整わず困難に直面している病院の一つだ。同病院に寄付する新型の陰圧換気装置は、感染者に接する医療スタッフの安全を守る。メイフーラはこのプロジェクトのために100万ユーロを寄付する。
ほかに、伊全土の状況改善に向けて努力を続ける伊市民保護局をサポートするため、100万ユーロを寄付する。
スペインでは、マドリード見本市会場(IFEMA)内に急きょ建設された救急病院の拡張を促進するプロジェクトに寄付する。この仮の医療施設は、新型肺炎感染者1300人の収容が目的。
メイフーラは、完成すればマドリード州最大の医療施設となる同病院の建設にかかわる費用として、100万ユーロを拠出する。