松坂屋名古屋店は21日、北館1~3階を改装し、館全体を「GENTA」(ジェンタ)としてグランドオープンした。上質で高感度な大人に向けた館と位置付け、1~3階はメンズを中心とした大人のファッション、既に改装を終えている4階はゴルフ、スポーツ、5階は宝石、時計、眼鏡、旅行センター、お得意様サロンで構成する。
1階は「モンクレール」のメンズオンリーショップや「セリーヌ」(レディスのみ)、「フェンディ」「ヴァレンティノ」のほか「エルメネジルド・ゼニア」などの特選ブティック、紳士バッグ・革小物、紳士靴を揃えた。特に靴は、「ジョンロブ」「JMウエストン」など世界的なブランドから、日本の職人の技を生かした粋な靴など88ブランドを置く。
2階は「ベルスタッフ」の日本1号店や「トムフォード」といったインターナショナルなウエア・雑貨と、ワンランク上の旅行洋品を揃える。
3階は上質な定番フロアとして「ダーバン」「五大陸」や「三陽山長」の靴とウエアなどプレミアムなラインで構成する。
1~3階のブランドショップは57。そのほかに単品のブランド集積ゾーンで構成する。「特に40~50代の百貨店に来店していないニューリッチ層を取り込む」としている。
同店は15年春から3期にわたる改装を行っており、今回で全館の改装を完了した。今春の改装では8200平方㍍を対象に17億円を投資し、年間では40億円の増収につなげる。