マッシュHD「ウラハ」、台北1号店

2015/03/26 06:46 更新


 マッシュホールディングスは、台湾向けのレディスブランド「ウラハ」を立ち上げる。ブランド名は東京の裏原宿にちなみ、「かつての裏原のストリートファッションの熱気や格好良さ、勢い」を表現。現地デザイナーなど台湾のスタッフと連携して運営する。1号店は27日、台北のQスクエアにオープンし、将来は中国本土への進出も見込む。

 「台湾は、海外ブランドの進出は多いが現地発が少ない。台湾のデザイナーによる、台湾の女性のためのブランドを作りたかった」と近藤広幸社長。スケートボード柄のワンピースや、大胆な刺繍のスエット、カラーブロックなど、独自性あるデザインで高感度な若い女性を取り込む。

 価格は、現地に合った設定にし、客単価1600台湾㌦を想定。生産は中国本土や台湾。事業運営については「アイデアは日本、実働は台湾」のイメージ。近藤社長がブランドの方向性やクリエーティブ面を指示したり、日本のディレクターが台湾と行き来しながら、グループの台湾法人の現地役員と密に連携する。デザイナーは現地で採用、生産管理なども台湾側が行う。

 1号店は約60平方㍍。クールなアート感覚の内装にして商品量も抑える。昨年から一部商品は、ウェブストア「ウサギオンライン」の台湾版でも販売している。将来はFC店中心に中国本土を開拓し、「台湾でブランドを作り、中国本土でしっかり売る」仕組みを作る。



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