丸井織物が映画『織りなせ』を制作 就活生にアピール

2024/05/16 06:28 更新


若手社員の成長ストーリーを30分強の映画に

 丸井織物(石川県中能登町)は新卒採用の強化を目的に、映画『織りなせ』を制作した。実際に同社で撮影、プロの俳優が扮する若手社員が成長していくストーリー。宮本智行代表取締役専務は「人手不足の中、従来の採用方法では難しい。どんな会社で何をやりたいかを深く知ってもらうために動画コンテンツに着目した」という。製造業がこうした映画を制作したのは珍しい。

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 映画は30分強。タレントの吉田佳音さん、俳優の皆藤空良さんが主役を演じ、実際の工場現場の様子を盛り込みつつ、二人がぶつかったり協力しながら成長する入社からの3年を追う。ほかに高島桂介さん、ねぎためなさんらや同社社員が出演した。

実際の工場で撮影し、社員らも出演した

 5月14日の制作発表会で宮本専務は「就活生に近い世代の出演者で、見た人に共感してもらえる。当社は自動化や省力化を進めているが、一方で人にしか出来ない価値が求められている。こうした取り組みで、成長していける人材を採用していきたい」と語った。

主役の2人(中央)らが登壇し、制作発表した

 本編は6月に東京・渋谷のユーロライブで上映し、石川県内の会場や民放での放映も計画する。夏のインターンのエントリー時期に合わせ、5月14日から映画告知CMと、映画のシーンなどを盛り込んだ企業CMを北陸3県の地上波やユーチューブで開始した。



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