TSIの「マーガレット・ハウエル」は、スポーツブランド「ミズノ」との協業カプセルコレクションを日欧で販売する。ブランド誕生から50年以上が経過し、今後の成長を見据えて既存顧客のニーズを満たすとともに、次世代客の獲得も狙う。高機能素材が売りのミズノだが、色やシルエットなどを工夫し、通常ラインとなじむようにした。2月23日に日本から販売を始める。
（永松浩介）
17年のスニーカーを皮切りに、途切れることなく7年間協業してきた。きっかけは20年に迎えた50周年とコロナ禍。今後のブランド成長に向けた議論を、日英で重ねてきた。コロナ下で働き方が柔軟になり、健康への関心が高まる中で、多様なシーンへの対応が必要と判断。「（消費者のムードは）日本市場だけの話ではないので、英国サイドも共感してくれた」（山本真也事業部長）と言う。
「ミズノ・フォー・マーガレット・ハウエル」と名付けたコレクションでフォーカスしたのは色とシルエット。色は、機能商品なので「白黒だけでいいのでは」との意見もあったが、カーキやマスタード、ラスト（茶系）なども取り入れた。競技向けはタイトに作られているが、ハウエルらしいリラックス感になるようシルエットにもこだわった。
