メイキップ(東京)は、ECサイトのモデル着用画像の顔をユーザーの顔に差し替えられる顔合成のAI(人工知能)「フェイスチェンジ」で新機能を開始した。これまでは商品ページで1枚ずつ画像を選ぶ必要があったが、複数の画像に対して自分の顔を一括で合成できるようにした。5月からパルの「パルクローゼット」が先行導入している。
「複数のアイテムを並べて表示することで、どれが自分に似合うかを直感的に判断したい」という要望が多く、新機能として開発した。最大3点のアイテムを同時に選択して、顔合成を一括で実行できる。また、これまで顔合成の表示は商品ページのみに限定されていたが、新たにトップページや特集ページなどでも合成できるようにした。
導入したパルの堀田覚プロモーション推進部長WEB事業推進室室長は、「試着する前に〝鏡の前で洋服を合わせてみる〟ような感覚で、より実店舗に近いリアルな購入体験をECサイトで再現できる」とコメントしている。