メーカーズシャツ鎌倉 ボタニカルダイの「紫陽花シャツ」 

2021/05/20 10:59 更新


 メーカーズシャツ鎌倉(神奈川県鎌倉市)は、ボタニカルダイによる「紫陽花(あじさい)シャツ」を、オンラインストアと店舗で6月1日から数量限定で販売する。同社は1993年の創業以来、サステイナブル(持続可能)な経営と商品作りに徹してきた。その一環として、地元・鎌倉の円覚寺のアジサイから抽出した染料で糸を染めたもの。

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 優しく上品な色合いで、これからのアジサイのシーズンに向け、目も心も癒やされるサステイナブル(持続可能)なシャツを男女兼用のユニセックスで提案する。

 コンセプトは「ローカル×ネイチャー×エコロジー」。ローカルの素材を無駄にすることなく活用する取り組みだ。通常、繊維の染色には大量の染料や化学薬品を使う。また、何度も繰り返される洗浄工程で大量の水も使う。それらの使用を最少限に抑えるため、同社は植物由来の色素から糸や生地を染める特殊技術によるオリジナル染色の研究を続けてきた。

 鎌倉の寺で咲く四季を彩る花や葉は、鑑賞の役目を終えるとやがて散っていく。昨年のアジサイのシーズンに、同社スタッフが、見ごろを終えた円覚寺のアジサイを採取。約1年の製作期間を経て、そのアジサイがシャツとなった。綿100%のボタンダウン、ピンクとサックスの2色、税込み7590円。共布でマスク(1100円)も製作した。

 今後も建長寺や長谷寺など鎌倉の名刹との協業による商品を年間通して販売する予定で、アジサイのシャツはその第1弾。モミジやギンナン、桜の採取をすでに終えており、そのシーズンに合わせて販売する。協力してもらった寺へ、売り上げの一部を寄付する。

「ローカル×ネイチャー×エコロジー」がコンセプト

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