大手チェーン専門店の4月売上 EC伸ばすも大幅減

2020/05/07 17:11 更新


 大手チェーン専門店各社の4月既存店売上高(速報ベース、前年同月比)は、これまでにない厳しい結果となった。外出自粛でECは伸ばしたが、緊急事態宣言の全国拡大とともに臨時休業・営業時間短縮となる店舗数が拡大。月末にはほぼ全店休業の企業もあった。

 ユニクロは56.5%減(EC含む)と過去最大の落ち込み。4月は既存店713のうち、最大で臨時休業店が311まで増え、時短営業も299まで広がった。客数は60.6%減。

 アダストリアは67.8%減(EC含む)で、客数61%減。8日から国内実店舗の約半数が休業、最終週までに全店が休業した。4月末時点の実店舗数は1179。ECは約20%伸ばした。

 ユナイテッドアローズは実店舗とECの合計が62.4%減。実店舗のみは91.4%減。4月末時点では242店中、241店が休業となった。ECは25%増で、うち自社ECは2倍近く伸びた。

 ライトオンは79.6%減。客数は77%減。全463店舗中、4月末時点の休業店舗数は447、時短営業店舗数は16。

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