【パリ=松井孝予通信員】仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、持続可能性プログラムLIFE360の一環である環境に関する強化策を発表した。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで12月12日まで開かれている国際気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)に合わせた。
19年からユネスコ(国連教育科学文化機関)と共同で取り組んでいるアマゾンの森林破壊対策プログラムの新たなプロジェクトとして、アマゾンサステイナビリティー財団(FAS)とパートナーシップを結び、生物多様性と地域の発展を目的に100万ユーロを支援する。
また、同グループと傘下の店舗が入居するUAEのショッピングセンターディベロッパー4社と、省エネルギーと環境負荷軽減を目的とした協力関係に合意し、署名式も現地で行った。昨年10月にはLVMHが複合商業施設として初のパートナーシップを結んだ恒隆地産(香港)は、実績が認められ今年のグリーンポイントアワードを受賞した。
COP28会場内のステラ・マッカートニーのパビリオン「サステイナブルマーケット」では、LVMHと協業で開発した新しいエコ素材が披露された。