ナルミヤ・インターナショナルがフォトスタジオの運営に乗り出した。スタートアップ企業のラブストと業務提携して9月、フォトスタジオ「ラブストバイナルミヤ」を横浜市のマリン&ウォークヨコハマ2階に開いた。
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ウェア以外にも子供や家族の成長に寄り添ったコト提案で「キッズライフスタイル企業」としての発信を強める。気軽に立ち寄り、子供の自然な表情を撮影できる日常的なフォトスタジオを目指す。
フォトスタジオは約460平方メートルで大きく三つのエリアで区切り、季節や人気度に合わせて変えていく。特徴の一つはナルミヤ・インターナショナルが販売する19ブランドを衣装として貸し出すこと。毎月、店舗やECと連動しながら新作を入れ、常時200~250の商品を置く。実際に着用したブランドの情報は、当日撮影後にお客のLINEに送る画像データとともに配信。近隣の店舗への来店きっかけにもつなげる。
撮影中の様子は、親も撮ることができ、従来の子供向けフォトスタジオと差別化する。写真はその場でSNSに投稿でき、フォトスタジオの認知度も上げる。
料金プランは二つ。約2時間で100カット以上を撮影できるベーシックプラン(税込み平日2万9800円、休日3万4800円)、約1時間で50カット以上のライトプラン(平日1万8800円、休日2万1800円)。画像は当日にLINEで、2~3日後にCDデータで送る。
今後は成人式の記念撮影やマタニティーフォトも検討する。「将来ママになる層にもブランドを知ってもらい、長く愛される企業」として産前のプレママ・パパとの接点も広める。年末には1階スペース(約430平方メートル)にカフェと子供向け家具ショップも設ける予定。