ルイ・ヴィトン 上海で21年春夏メンズを披露

2020/08/13 11:00 更新


 ルイ・ヴィトンはこのほど、メンズアーティスティックディレクターのヴァージル・アブローによる21春夏メンズ・コレクションを中国・上海でファッションショー形式で発表した。同コレクションは、ルイ・ヴィトン公式サイトにてライブ配信された。7月のパリ・デジタル・ファッションウィーク期間中にアニメーションフィルムを公開し、今回の上海に続き、東京へとコレクションは披露される計画だ。

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 上海ショーは波止場を会場に、LVの文字が入ったコンテナの中からモデルたちが登場した。ミニマルにも思えるスタイルの中に、スラッシュのような切れ込みで生地をつないだデザインが取り入れられている。グラデーションにビジューの輝きを加えたスリーピースやモノグラムのボマージャケット、空と雲の柄をのせたセットアップやブルゾンといったアイテムも登場した。ルックの随所にあしらわれた生き物たちのオブジェがパレードのようにショーを彩る。

 まるで催眠にかかったような数々の演出で見せたコレクションは、既成概念にとらわれない主体性の大切さを表現しているという。また、アーカイブや現行品をリサイクルするなどアップサイクルの考えも取り入れられた。歌手のクリス・ウーがランウェーに登場し、中国を代表するセレブリティーはじめ、多くのゲストが来場した。

ルイ・ヴィトン

(小笠原拓郎)



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