クリスマスギフトのランジェリー選びを男性販売員がお手伝い――国内外の高感度ランジェリー・インナーウェアブランドを集積する展示会「ランジェリープラス」(運営はランジェリープレス)は25日まで、西武渋谷店でクリスマスギフトをテーマにした期間限定店を出店している。17、18日には男性販売員が店頭に立ち、ギフト選びをアドバイスした。
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接客に当たったのは、期間限定店で販売しているブランドの一つでシルクランジェリー「バサラ」プロデューサーの村上由祐さん。村上さんはスタイリストとしても活動している。「海外では洋服を買う感覚で男女が一緒に下着を選ぶ光景が見られるが、日本ではほとんどない。日本でもそうした環境が広がるように、何らかのアクションが取れたらと考えていた」という。
村上さんが販売にあたったプロモーションスペースは、レディスとメンズのインナー、キャンドルなどを品揃え。男性から女性へのギフト、女性から男性へのギフト、女性が自分用に買うランジェリー選びをアドバイスした。
「日本は洋服と下着の売り場が別フロアになっていたり、ファッションとランジェリーの関連性が薄い」と話す村上さん。バサラはインナーとアウターの中間に位置するブランドとして企画しており、今シーズンはメンズのガウンを作ってペアコーディネートもできるようにした。
日本ではインナー売り場に男性販売員が立つことは非常に珍しいが、「男性が売り場に入りやすくなり、花を贈るような感覚でランジェリーを贈れるようになれば」と話す。
ランジェリープレスが期間限定店を出すのは今秋冬が初めて。11月に伊勢丹新宿本店に出店し、西武渋谷店が2回目。西武渋谷店では21~23日、オランダのオートクチュールランジェリー「メルルノワール」のデザイナーが来日し、手作りの実演も予定している。

