素朴な色味のカーフなど革らしさをしっかりと見せた（インカス）
9月25日に閉幕した26～27年秋冬向けの国際皮革見本市リネアペッレは、革らしい風合いを尊重する傾向が強まった。アニリン加工のスムースや、ヌバック、スエードといった装飾加工を控えた提案が増えた。キーワードは「ナチュラル」。環境意識の高まり、景気悪化による需要の変化など様々な要因が重なり、原点に立ち返って物作りに向き合う企業が増えている。
（ミラノ＝須田渉美）
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