国産パンプスのリベラシオン 春から販売を本格化

2017/04/07 06:20 更新


 履き心地に優れたハイヒールを研究・開発するリベラシオン(東京・渋谷区)は今春から、オリジナルの国産婦人靴「リベラシオン」の販売と卸売りを本格化する。独自のインソール「リアライン・インソール・フェム」を内蔵した9・5センチヒールのパンプスを揃え、自社ECのほか、百貨店の催事販売や卸売りを拡大する。

 強みは、体の歪(ゆが)みを整え、正しい姿勢の歩行をサポートする機能を持つリアライン・インソール・フェム。大学教授で理学療法士の蒲田和芳社長が、腰痛や膝の変形、外反母趾(ぼし)や偏平足に悩む女性の治療を行う中で、ハイヒールを好んで履いていたことに気づき、開発に至った。足の骨の構造を分析し、足が前に滑りにくい立体構造となっている。かかとに体重が乗って無理な負担が掛からず、つま先の横揺れを防ぐ。9・5センチのピンヒールだが、膝を伸ばして自然な姿勢で立ち続けることができるという。

 現状はポインテッドトウの1型を扱い、エナメル加工のレザーでブラック、ベージュ、レッド、ホワイトがある。国内の熟練職人に依頼し、サイドに切り替えのない、きれいな外観に仕上げたモデルもある。17~18年秋冬向けでは、スエードタイプや2配色のグラデーションタイプが加わる予定。取り扱いサイズは21・5~25センチ。5万4000~6万4000円。

サイドに切り替えのない美しい仕上がり 


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