婦人服専門店のレリアンは、今年で創業55周年を迎えることを記念し、3月から様々な周年企画を行う。第1弾として、モデルの富岡佳子さんがディレクションした「レリアン・バイ・トミオカヨシコ」を3月1日から、全国のレリアンの店舗で順次販売する。
(河邑陽子)
富岡さんは雑誌『エクラ』の表紙のモデルなどを務め、50代中心にファッションやライフスタイルを支持する女性が多い存在。今回は55周年企画の軸として、昨年から富岡さんと協業ライン作りを開始。華やかで洗練された雰囲気があり、自分らしく着こなせる大人のオケージョンスタイルを提案する。
新しいオケージョン服は、富岡さんが子育てとモデル業を両立してきた経験から生まれた「こんな服があれば!」を形にした。着心地が良く、自信を持て、周りへの配慮が感じられ、仕事や子供の式典など改まった場面でも安心して着られる上質な素材を使用。大人の女性をエレガントに見せ、個性を演出する甘さを加えたデザイン。
尾州で織り上げたトロピカル素材のスーツは、後ろにペプラムの切り替えを入れ、襟の深さと袖丈にこだわった花のモチーフ付きインナーを合わせ、女性らしい印象に。高ピリング性に優れたレーヨン糸で高密度に編み上げたポンチ素材製で、ドレープたっぷりのフレアワンピースは、パールのネックレスなどを合わせて1枚で様になる服を目指した。今春夏物は19型で、ペプラムジャケット税込み8万円台、ワンピース5万円台、ブラウス・スカート4万円台。
富岡さんとの協業ラインは、今秋冬物でも第2弾企画を販売する予定。協業により客層の拡大と、次世代顧客の獲得を狙う。