パリ左岸の百貨店ル・ボン・マルシェで開催中の「ロエベ×パウラズイビザコレクション」の期間限定店が人気だ。パウラズは70年代のスペイン・イビザ島のカルト的ショップ。
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砂浜を歩いているような、ふかっとした毛足のじゅうたん、オレンジのカーネーションが詰められた大きなコットンプリントのバッグ、かぎ針編みのカラフルなカバーを着たいくつものポール、ロータスの柄の「ルノー」。幻想的で開放感を漂わせたロエベのイビザ島は、都市封鎖緩和後の色を求めるファッション消費を引きつける。
パウラズのアーカイブから、アイコニックなマーメイドモチーフのバッグやバスケット、フィッシャーマンハット、そして緩和後のパリで大きなトレンドとなったタイダイのアイテムが関心を集めている。カスタマイズサービスも用意した。
ロエベはこのコレクションの一つの製品の売り上げごとに40ユーロを、コロナ禍の影響を受けた生活困窮者層の子供たちに寄付する。
(パリ=松井孝予通信員)