ノーノーイエス 大阪にレザーウェアのフルオーダー店

2018/10/19 10:59 更新


 一風変わった空間で自分に合ったレザージャケットを――ノーノーイエス(東京、橋本タイチロー代表)は9月、大阪・北新地にオーダーメイドのレザージャケットを主力に提案する「ノーノーイエス・レザーテーラー大阪」を開いた。服屋が少ないエリアの隠れ家のような場所だ。平日は夕方から夜にかけての営業時間で、自由なスタイルでこだわりのレザーウェアを充実している。

(小畔能貴)

 同社はレザーウェアのオーダー(レザーテーラー)事業を07年にスタートし、15年から本格販売している。渋谷に直営店を設け、フルオーダーにも対応できるこだわりのレザーウェアの提案を続けてきた。

 大阪の新店は、17年秋に西梅田の商業施設ブリーゼブリーゼに開いた店を移転オープンしたもの。ビルの老朽化で移転はしたが、「東京の本店がもともと隠れ家のような立地で受け、スタッフが集客力や接客力も発揮していた」ことから、「大阪でも原点に戻り、スタッフが自発的なスタイルで店を運営していければ」ととらえ直した。選んだのが北新地だった。

 店内は薄暗く、レザーウェア同様に経年変化に見応えのあるアンティーク什器などを配置した落ち着いた空間だ。営業時間は平日が17時17分からの4時間、土日は15時15分からの4時間。テーブルでスタッフと向かい合う形で好みの革や色を選び、自分だけのレザーウェアを作ることが出来る。

テーブルでスタッフのアドバイスを受けながらレザーウェアをあつらえていく

 レザーテーラーは、イージーオーダーからフルオーダーまで提案しており、革は牛や羊、馬が揃う。国内外の革を扱い、姫路にあるアトリエを活用してオリジナル素材の提案もしている。

 ベーシックスタイルとしてテーラードジャケット、複数のライダーズジャケットを用意し、11万1000円から。

 納期は最短で1カ月、平均で1カ月半程度。本店をはじめとした既存店では、レザーウェアの受注が伸び、特に50代男性の購入が目立っている。

 店内にはレザーテーラーのほかにも一枚革を縫わずに折り紙のように使って仕上げる小物「所作」、男女向けに提案するアバンギャルドなレザーウェアの「ノーノーイエス」も揃える。革の魅力をふんだんに味わえる店作りが強みだ。

店内には様々な革を使ったウェアが並ぶ


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事