三井不動産 ららぽーと上海金橋、21年春から順次開業

2020/11/19 13:06 更新


 三井不動産は中国・上海市に大型SC「ららぽーと上海金橋」を21年春から順次開業する。全体開業は同年秋の予定。中国にららぽーとを開設するのは初めて。ファミリー層を中心とした近隣の居住者やオフィスワーカーを主な顧客対象とし、ファッション・雑貨、日用品、飲食・食物販のほか、体験型アミューズメント施設など約220店を揃える。

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 本体工事が完了し、11月18日に現地の共同事業者とともに建物引き渡し式典を開いた。施設は上海市浦東新区新金橋路の地下鉄「台児庄路」駅から徒歩約7分の場所で、敷地面積約4万3000平方メートル。建物は地下2階~地上11階のオフィスとの複合ビルで、地上1~6階と7階の一部が商業施設となる。延べ床面積はビル全体が14万6000平方メートル、商業施設は約12万9000平方メートルで、店舗面積は約6万平方メートル。駐車場台数は約1000台の予定。

 「新たなライフスタイルを提供する施設作り」を目指す。バンダイナムコグループなどと共同で、海外初の実物大のガンダム立像を設置したり、同グループの体験型スポーツアミューズメント施設「バンダイナムコVSパーク」の海外1号店、子供の遊び場「あそびパークPLUS」(仮称)や、プロサッカー選手の本田圭祐氏がプロデュースするサッカースクール・フットサルコートを上海で初めて入れるなど、「ここでしか体験できないコンテンツ」を充実する。13店で構成する日本食レストランゾーンも設ける。4層吹き抜けの屋内イベントスペースも作る。

 中国には同年に上海蓮花路駅に駅ビル型商業施設を開業する予定だ。

オフィスとの複合ビルの商業ゾーンとして入る


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