都心のレディス専門店 オリジナルアウターは後ろ倒しに

2024/10/07 07:59 更新


10月はニットアイテムのレイヤードがイチ押し(アダム・エ・ロペアトレ恵比寿店)

 都心のレディス専門店で、重アウターの導入時期が後ろ倒しになっている。10月のイチ押しはニットインナーで、本格的な冬アウターを推す声は少ない。残暑の影響で、先見せから実需での販売に変わっている。

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 希少性が高い人気のインポートブランドは、例年通りの8、9月から販売し、好調に売れている店が多い。主に後ろ倒しにしているのは、オリジナルのアウターだ。実需期の11月以降にスライドする店が目立つ。

 アダム・エ・ロペアトレ恵比寿店は9月、17万円超えのレザージャケットやロング丈のキルティングコートが売れた一方で、オリジナルの売れ筋はカーディガン感覚で着られるナイロンのブルゾンやカーディガンなど、薄手で軽量なものばかり。寒さをしのげるような本格的な冬アウターはまだ店頭になく、これから順次入荷する予定という。

 ローズバッド新宿店も10月初旬時点のアウターのラインナップは、アダム・エ・ロペ同様にカーディガンやジャケットが中心だ。9月は「バブアー」のジャケットなどが即完売したが、オリジナルの重アウターは未入荷。11月以降に売り出す予定にしている。

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