《“わたしたちみたいな誰か”に向けて~上場するクラシコムの服作り㊦》深い視点で探る

2022/07/28 06:29 更新有料会員限定


 発売前のPRや予約販売は一切しない。「本当にこのクリエイティブ、この価格で受け入れてもらえるかをジャッジするには、最後まで粘りに粘って直前まで約束しないのがベスト」(佐藤友子取締役)との考えからだ。実は売る5分前まで、価格設定に悩むこともある。

【関連記事】《“わたしたちみたいな誰か”に向けて~上場するクラシコムの服作り㊥》アーカイブで伸ばす

「なぜ」を届ける

 販売が始まれば、情報はふんだんに提供する。各部署と連携し、なぜ、その数量を発注するのか、そのためにどんなページでプレゼンする必要があるのか、初速がイマイチだった際にはどこでジャッジし、プッシュコンテンツを入れるのか。これらは全て事前に決める。売り上げの山をなだらかに減速して完売するのか、どこかで小山を3回作るのか。「計画しておけるのがウェブの良いところ」だ。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定デジタルニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事