東京台東区・蔵前エリア 物作りの歴史を今に引き継ぐ

2024/07/03 13:00 更新会員限定


「エムピウ」の革製品は、ひと工夫したデザインが売りだ

 東京都の東側、隅田川沿いに位置する台東区蔵前。蔵前という地名は、江戸時代に幕府の年貢米を貯蔵する蔵があったことに由来する。同時代には、蔵前に近接する浅草橋周辺に問屋街が形成され、人形や玩具などの製造や卸売業が盛んだった。蔵前周辺エリアでは、物作りの街としての歴史を引き継ごうとする動きが活発だ。

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 04年に台東区小島にファッションビジネスの創業支援施設「台東デザイナーズビレッジ」(デザビレ)がスタートした。定着を促す台東区の支援策により、蔵前周辺に店やアトリエをオープンする卒業生も多い。一方、20年には「蔵前商店街」が発足し、町おこしで店同士のつながりが新たに生まれている。

古い物件を改修

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