全館営業再開した熊本の鶴屋百貨店

2016/06/06 06:15 更新


支援に感謝しⅤ字回復を 久我彰登社長
久我彰登・鶴屋百貨店社長
久我彰登鶴屋百貨店社長

 熊本地震で被災した鶴屋百貨店。被害が比較的軽微だった東館、ウイング館、ニューズ館の営業を4月23日に再開したものの、本館は地震から1カ月後の5月14日に下層階の営業を再開、6月1日にようやく全4館の営業再開にこぎつけた。「この間の休業は痛いが言っても仕方がない。今後、V字回復を目指して頑張るだけ」と語る久我彰登社長に聞いた。


 ――被災状況は。

 グループ約1300人、取引先スタッフ約2600人のうち骨折2人を含め4人が怪我を負い、100人弱の住宅が居住不能となりました。百貨店設備では、翌日すぐに館内に入って点検や売り場整理が出来た前震と違い、4月16日未明の本震後には立ち入り禁止措置を取り、まずは専門家の安全確認を待たなければいけない状態となりました。20日までかけて4館全ての建物の安全確認を終え、23日には本館以外の3館で営業を再開することができました。

約300店が復興セール開催(熊本・下通商店街)
約300店が復興セール開催(熊本・下通商店街)

続きは繊研新聞で



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事