熊本地震 安否確認、工場、店舗再開へ

2016/04/19 17:45 更新


 熊本地震の余震が続くなか、周辺に店舗や工場などを持つ企業は従業員や家族の安否確認をほぼ終え、再開に向けた取り組みを進めている。ただ、物流網は乱れており、出入荷の遅れも生じている。

 グンゼの宮崎県小林市の子会社、九州グンゼ(ストッキング工場)への直接被害はなかった。現在は運送会社と連携しながら、商品供給のルート確保に注力している。福助の熊本県人吉市にある熊本工場は大きな被害はなく、従業員全員の無事も確認。通常通りに稼働している。ヒトヨシも人吉市の本社工場は従業員の無事を全員確認し、通常どおり操業している。

 タカキューは18日時点で熊本県内の4店舗は休業中だが、店舗や商品への被害は限られている。従業員とその家族に人的被害はなかった。量販店のイズミも人的被害はなかった。熊本県内のショッピングセンター「ゆめタウン」(7店)、食品スーパー「ゆめマート」(26店)は一部で外装および内装に損傷などの被害が発生。現在、14店が館内営業を休止し、一部店舗を除き屋外で食品などを中心に販売している。営業再開に向けて点検・調査を続けている。



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