コスギ「ジャンセン」 今年度35店へ 期間限定店も強化

2019/07/08 06:27 更新


 コスギは、レディスブランド「ジャンセン」で今春からGMS(総合小売業)を中心に出店し、8月末までに20店となる見込みだ。今年度で35店を予定する。同時に商業施設での期間限定店の開設にも力を入れており、近隣の売り場への送客と認知度向上を狙う。

 新規出店した売り場の春夏の売り上げは、春先にスプリングコートが動き、その後もベーシックなカジュアルウェアが好評で堅調に推移した。標準店の売り場面積は50~66平方メートルを想定。大型商業施設での期間限定店でブランドの新たなイメージの訴求に力を入れており、秋冬以降も継続する。今春、東京・自由が丘に開設した路面旗艦店ではジャンセンをフルラインで揃えるほか、仕入れでバッグやオーガニック洗剤などを加えた。

 しばらく休止していた同ブランドは、コスギが新創業10周年を迎えるのを機にリニューアルし、19年春夏から販売を開始した。団塊ジュニアの女性を主対象に着回ししやすいカジュアルウェアを軸に3ラインで構成する。①MDのベースとなるコーディネートライン②機能的なアスレジャーライン③環境志向の素材によるリラックスライン。秋冬は立ち上がりにレトロアウトドアを切り口にスポーティーなアウターや羽織りのシャツを提案する。10月にはダウンブルゾンやローゲージのニットを出す。

 なお、3年後に100店、30億円(小売りベース)を目標としている。

スポーティーなアウターを提案(19年秋冬物)


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