こるどん、二つの新コードを開発

2015/07/24 06:54 更新


 コードメーカーのこるどん(静岡県富士市、後藤百合子社長)は、3色の糸を撚り合わせた「カラーツイストコード」と、ひもに転写でフロッキー加工してロゴを印字した転写コードを新たに開発し、販売を始める。

 カラーツイストコードは、組みひもではなく撚り合わせて作ったカラー糸をさらに数色撚り合わせる。原料はアクリルでソフトさをもっている。1本の糸が多色に表現されることで、ファッション性や個性、楽しさが生まれる。定番で展開する色の組み合わせは40マーク。同社が常時在庫しているアクリルひも130色の中からオーダーすれば、50㍍からオリジナルの組み合わせができる。スポーツや婦人アパレル、バッグ用途などに販売する。

 転写加工のひもは、アクリルの平ひもに熱でロゴやマークなどが印字されたシート状のフロッキーを転写する技術で、ブランドの商標やロゴを後加工で表現する。加工時間はわずか数秒。細幅のひもに安定して熱転写できる機械がなかったため、自社で機械も開発して完成させた。ブランド独自の靴ひもや衣料用のコードに対応する。

 フロッキー加工が軌道に乗り次第、グリッターで熱転写するなど新たな加工も開発する計画だ。



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