ベルギーのバッグブランド「キプリング」は19年春夏、新コンセプトに刷新する。ミレニアル世代(20~30代)をメイン対象に据えるとともに、よりスタイリッシュで、ユニセックス性の高いデザインにすることで新しい需要を掘り起こす。
新コンセプトは「リブドットライト」(自分らしく輝く)。企画も若々しく、アクティブなイメージを重視した。これまでピンクなどの女性向けの色が目立っていたが、ユニセックスを強化して男性もファンに取り込んでいく。
キプリングの調査によるとブランドの顧客は平均40代で、世界的に次世代への浸透が課題と見て刷新に着手した。すでに店舗については香港、中国、イタリアで一足早く改装を実施し、ECとも連動させて新たなイメージを発信している。
日本では代理店のL&Sコーポレーションが来春から新企画を店頭に投入する。ミレニアル世代の集まる場所を中心に、期間限定店で新コンセプトの認知を広げる。