公式サイトより
仏ケリングと中国のEC最大手アリババグループ、アリババ系列のアント・フィナンシャルサービスは、アリババのECにおける知的財産権保護に関する契約を結んだ。消費者に信頼される環境作りを目指し、オンラインとオフラインでの共同強制措置を実施する。
両企業は共同タスクフォースを設立し、全面的な共同体制、有益情報の交換、法の執行機関との密な協力を進める。アリババの最先端技術で特定されたケリング傘下のブランドへの侵害行為に対し、適切な措置を講じる。このパートナーシップは、「ブランドの知的財産権保護での画期的な取り組みであり、法の執行機関と関係当局に対しても役立つもの」としている。
この一環としてケリングは、ニューヨークの地方裁判所に申し立てていた、アリババとアント・フィナンシャルサービスが展開するアリペイに対する提訴を取り下げることで合意した。ケリングは今後も中国、世界での未認可の製造、流通、販売を行う個人らに対し、ブランドの知的財産権を精力的に保護していく。
