仏ケリング 日本でイノベーションアワードを初開催 最高賞金1000万円

2024/03/05 11:45 更新


 仏ケリングはスタートアップ企業を対象にした「ケリング・ジェネレーション・アワード」を日本で初開催する。ファッション、ビューティー分野の持続可能なイノベーションの加速を目的とし、最優秀企業には賞金1000万円を贈る。

 日本国内の有望なスタートアップやテクノロジーを発掘するのが狙い。メインテーマは「サステイナブル・ファッション&ビューティー」で、今回は製品ライフサイクルの重要なステップである「代替原材料」「製品製造」「リテール」「消費者エンゲージメント」の四つのサブテーマに関するスタートアップを発掘する。

 3月5日に専用ウェブページを公開し、一般応募を開始した。ピッチングセッションや審査を経て一次選考を実施、これを通過した10社が集中支援コースに参加する。このなかから専門家の審査を経て上位3社のファイナリストを選出、25年春の授賞式で発表する。

 審査にはラファエラ・コルナッジャ氏(ケリングボーテCEO=最高経営責任者)、マリークレール・ダヴー氏(ケリングチーフ・サステナビリティ・オフィサー兼渉外担当責任者)、ティエリ・マルティ氏(ケリングノースプレジデント兼サウスイーストアジアプレジデント)が参加し、外部審査員も近日中に公表する。

 アワードはスタートアップ支援のCICインスティテュートが企画・運営をサポート。ファイナリストには、ケリングのマテリアル・イノベーション・ラボ訪問を含む欧州研修、ケリングのファッションやビューティー関連のミーティングへの参加、パリで開かれる「チェンジナウ」への出展、CICインスティテュートが共同運営する「環境エネルギー・イノベーション」のコアメンバー参加、CIC東京のコワーキングスペース利用権が授与される。また最優秀賞に選出された企業に賞金1000万円を贈り、プロジェクト開発を後押しする。

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