ケイタ・マルヤマ17春夏、らしさを凝縮

2016/11/01 06:46 更新


 「ケイタ・マルヤマ」(丸山敬太)は、アマゾン・ファッション・ウィーク東京17年春夏期間に合わせて、春夏物のプレゼンテーションを行った。会場は、今秋リニューアルオープンした東京・青山の直営店「丸山邸メゾン・ド・マルヤマ」。シノワズリやデカダンの要素とモダンな感覚を融合した、丸山らしさを凝縮した世界だ。

 気だるげな美女たちが、アンティークの家具やランタンで彩られたショップの中で、思い思いに過ごしている。ソファに腰掛けてアートブックをながめていたり、ドレッサーの前で鏡を見つめたり。麻雀に興じるモデルたちもいて、さながら戦前の上海租界の上流階級のようなイメージだ。

 モデルたちが着こなすのは、宇野亜喜良のイラストが載ったラッフルのロングドレスや、アールデコ調の幾何学柄を載せたレトロなドレス。ドラマチックなムードが濃い一方で、刺しゅうを載せたデニムパンツやキャップ姿のモデルもいて、リアリティーにも配慮している。



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