キャプテンサンシャインは25年秋冬に向けて、レディスウェア「トゥルノン」を立ち上げた。デザイナーは大手セレクトショップで25年の経験を積んだ谷口りささん。フレンチスタイルにユーロワーク、民族衣装の要素を掛け合わせ、色のコントラストを利かせたワードローブを揃える。
クラシックな品の良さを残しつつ、シルエットを作り過ぎずにリラックス感を持たせ、深みのある色彩で大人のムードを引き出す。一例は、フランスの消防士の古いユニフォームに着想したジャケット(税抜き15万円)。「リントン」の柔らかなツイードを使って裏地を付けず、カーディガン感覚の着心地。マスキュリンな袖の形できりりと見せる。デニム風のコットンシャンブレーを使ったジャンプスーツ(6万8000円)、センターシームの入ったペグトップのイージーパンツ(3万8000円)など、上品さを損なわないようにメリハリを付けた。

陰影の美しさが目を引くのは、インド製のシャンタンを使ったアイテム。襟元に放射状のタックを入れたボリューム袖のブルゾン(5万8000円)、すっきりしたAラインスカート(4万5000円)など。
こっくりした色のニットアイテムも魅力。スラブ感のあるジャージーのトップは、キャメル、バーガンディ、カーキの3色を使う。透け感のあるウールリブのトップやレギンスは、オフホワイト、バター、レッド、バーガンディ、ブラウンの5色で、重ね着に重宝できそうだ。