ハンディキャップのある人たちがもっとファッションを楽しめるようにと、業界が支援に動き始めた。第1回関西学生アダプティブファッションショー(11月23日、大阪市)の主役は、肢体不自由と知的障害が重複した重度心身障害の施設利用者たち。学生が制作し、ユニバーサルファッション協会が協力したほか、パルやセレッソ大阪などが協賛した。
(藤浦修一)
「大人っぽい服が好き」「スカートをはきたい」「選手よりも目立ちたい」――重度の心身障害のある人たちのニーズは様々だ。言葉での対話は難しいなか、学生たちは表情や行動でコミュニケーションを取り、着てみたい服を聞き取り、作品を制作した。一人ひとりの好みに合わせた服が出来上がり、ショーのモデルも障害者が務めた。