「カンゴール」レディス拡大 「エモダ」とコラボも

2017/08/01 04:28 更新


「カンゴール」と「エモダ」は17~18年秋冬物で協業

 ライセンス管理会社のクラウン・クリエイティブ(東京)は今年、18年に80周年を迎える英国ブランド「カンゴール」のレディスを本格的に拡大する。「90年代ブランドのリバイバルムーブメントがあり、昨年から帽子が女性客に売れている」ことを受け、レディスの拡大に期待する。

 カンゴールの今秋冬物でマークスタイラーの「エモダ」と協業し、帽子とカットソーウェアの販売を計画する。また、今秋冬物から立ち上げるリラクシングウェアライン「カンゴール・リワード」で、ライセンシーのUDG((東京)が、インスタグラマーとして人気の滝口樹理さん(通称ジュリ)が手掛けるリラクシングウェア「ジュエミ」と協業し、商品を販売する。

 出版社の宝島社が8月上旬、カンゴールのムック本を発売する。全国書店に初回、2万冊を投入する計画。そのほか、ヒロタ(岐阜市)が18年春夏物から、婦人・紳士のルームウェア「カンゴール・エクストラ・コンフォート」を量販店向けに、「カンゴール・キッズ」を専門店向けに販売を始める。

 メンズではAKM(東京)が17年12月に店頭に投入する梅春物から、80周年コレクションの第1弾となるハイエンドなストリートミックスの大人のカジュアルウェア「AKM・カンゴール」を販売する。

 現在、カンゴールは14社、カンゴール・スポーツは12社など約30社とライセンシー契約を結ぶ。18年は50社に拡大する計画だ。

 同ブランドは1938年に英国で生まれた帽子ブランド。現在、クラウン・クリエイティブが日本の商標権を所有する。




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