JX通信社が企業の事業継続計画(BCP)関係者に実施した調査によると、台風・風水害を事業継続上の「重大なリスク」と考える割合は83.1%に上った。一方、出社・帰宅に関する独自の意思決定基準を「完全に策定済み」としたのは47%で、前日までに基準を整えているのは41.1%にとどまった。
水害リスクの高い地域では93.9%が重大なリスクと回答した。内陸や高台など、それ以外の地域でも72.7%に達した。独自の意思決定基準を重要と考える割合は87.4%だった。
対策が進まない理由は、「線状降水帯など突発的な豪雨の予測の難しさ」が38.6%で最多。「自社拠点に特化した気象情報の収集や基準設定のノウハウ不足」が32.9%、「予測が外れる空振りへの懸念」が30.9%で続いた。
外部に期待する支援では、「高精度な予測情報」が43.9%、「空振りを恐れない判断基準の策定支援」が42.5%、「局所的な冠水や道路寸断のリアルタイム情報」が38.8%だった。
調査は7月18~20日、国内企業でBCP関連業務に携わる508人を対象にインターネットで実施した。